近年、子ども達の体力や運動機能の低下が心配される中、当園では子ども達の豊かな心と体を育むことを目的に、その学年にあった体操指導を取り入れています。

年少組では、まずマットやリズム体操等を通して体の使い方、色々な動かし方を楽しく学びます。その後フープや縄跳びなどの道具を用いて、走ったり跳んだりする等の基本動作を身につけていきます。

年中組では、年少時に学んだ体の使い方を基本に、今度は集団を意識した活動にも挑戦します。パラバルーンでは、友達と動きを揃えることや協力をすることの大切さ等を楽しみながら学び、運動会でも取り組みました。少しずつルールのある運動遊びにも触れ、個人だけではなく、友達と一緒に取り組むことの楽しさも学んでいきます。

年長組では、個人の運動機能の発達向上を目指すと共に、集団での運動遊びを通して友達と協力すること・協調性や向上心を身につけていきます。特に運動会で取り組んだリレーや集団体操では、個人の力だけではやり遂げることが出来ないものですので、友達と一緒に頑張ろうとする気持ち、仲間のことを想う気持ちや相手に対する思いやりの気持ちも育み、豊かな情操教育にもつながっています。

幼稚園での各学年の運動遊びや体操の取り組みを通して、チャレンジをする心、簡単にあきらめない心、失敗を恐れず繰り返し挑戦をする心を育てると共に、子ども達1人ひとりの運動機能の発達も目指しています。